AMDは本日、同社のRyzenチップをWindows 11上で使用した場合、パフォーマンスが低下する既知の不具合が存在することを明らかとしました(MSPoweruser)。
AMDによると、既知の不具合は以下の2つです。
Known Performance Changes | Impact | Resolution |
---|---|---|
Measured and functional L3 cache latency may increase by ~3X. |
|
|
UEFI CPPC2 (“preferred core”) may not preferentially schedule threads on a processor’s fastest core. |
|
|
L3キャッシュレイテンシーが増加する問題と、AMDのプリファード・コアテクノロジーが最速コアにスレッドを適切にスケジューリングしない可能性があるという問題がリストアップされています。
AMDは、この問題に対処するソフトウェア・アップデートを準備中で、今月末までに配信される予定です。AMDのRyzenプロセッサを使用しているユーザーは、パッチが提供されるまで、Windows 11インストール・アシスタント等を使用して、Windows 11に強制的にアップデートするのは避けたほうがよさそうです。