Canonicalは2月24日(現地時間)、「Ubuntu 20.04.4 LTS」をリリースしました(Phoronix)。2020年に公開された最新のLTS版Ubuntuである「Ubuntu 20.04」のポイントリリースとなっています。
Ubuntu 20.04.4 LTSのインストールメディアには、この時点までのすべての安定版リリースの更新が含まれていて、新規インストールが簡単に実行できるようになっていまます。また、より新しいハードウェアイネーブルメントスタックが導入されています。新しいハードウェアイネーブルメントスタックは、Ubuntu 21.10に含まれていた更新版のLinuxカーネル、Mesa、および関連コンポーネント等から構成されています。
Linux 5.13カーネルや、Mesa 21.2によって新しいハードウェアや周辺機器のサポートが改善し、グラフィックス体験を向上させることができるなどのメリットがあると考えられます。サーバーなどできるだけ安定した環境を維持したい場合は、古いカーネルを使用し続けることもできます。
Ubuntu 20.04.4 LTSのデスクトップ、サーバー、クラウド版とともに、Kubuntu、Ubuntu Budgie、Ubuntu MATE、Lubuntu、Ubuntu Studioの最新版も公開されています。
Ubuntuの次期LTS版「Ubuntu 22.04」は今年の4月21日にリリースされる予定です。