IT資産管理システムを開発する企業Lansweeperの調査によると、Windows 11の市場シェアがWindows XPを下回る非常に低い水準に留まっていることがわかりました。
同社は今月、自社のソフトウェア製品を通じて1,000万台のWindowsデバイスをスキャンし(20%が企業向けデバイス、80%が一般消費者向けデバイス)、OSのシェアを調査しています。その結果、Windows 11がインストールされている端末は1.44%で、Windows XPの1.71%よりも低いことが分かったとのことです。
ただし、Windows 11のシェアは1月の調査では0.52%だったので比較すると3倍に増加していることになります。一方、Windows 10は80.34%と圧倒的なシェアを維持しています。
Lansweeperは、Windows 11の導入がビジネス向け端末で特に遅れており、Microsoftが期待したほどアップグレードが進んでいないことが明らかだと指摘しています。Windows 11の最小システム要件を満たすマシンの購入を先延ばしに、2025年までWindows 10を使用することに満足している組織もあると説明しています。
今回の調査結果は、Windows 11のシェアが19.4%あるというAdDuplexの最新のレポートと大きく食い違っており、2014年にサポートが終了したWindows XPよりWindows 11のシェアが低いという結果をWindows Centralは疑問視しています。