オープンソースソフト(以下OSS)は、ソフトウェアのソースコードが公開されており、誰でも利用可能であることから、開発のための対価を得ることが難しいと考えられています。
しかし、報酬を得る方法が全くないわけではありません。OSSをマネタイズする方法をまと厳選リスト集「Awesome OSS Monetization」が公開されています。
同リストは、オープンソースソフトウェアのマネタイズアプローチをまとめたもので、現在はオープンソースプログラム(OpenOffice、MariaDBなど)よりも、オープンソースライブラリ(react.js、core-jsなど)に若干バイアスがかかっているとのこと。対象はOSSのメンテナで、OSSでお金を稼ごうとする外部の第三者(コンサルタントなど)は対象外とのことです。
目次
ファンディングや、有償コンテンツ、各種サービスなどで稼ぐ!
同リストの目次は以下の通りです。
主なマネタイズアプローチとして以下のものがリストアップされています。
- 無条件の資金調達: 個人的な寄付、企業のスポンサード、助成金
- 有償アクセス: アーリーアクセスへの寄付、OSSプロジェクトへの個人からの寄付(毎月のアクセス料として)、アプリやWebサイトでの広告、有料バイナリ
- 有償コンテンツ: オンラインコース、命名権、雑貨販売、OSSの機能を拡張するための追加ツール、有償ニュースレター
- 有償ライセンス: 商用利用のための有償ライセンス、プレミアム版、ブランド名の使用、再販用ライセンス
- 有償サービス: ホスティングされたサービス、ハードウェアとのバンドル、OSSの中で使用されるコンテンツ、有償データストレージ
- 有償使用: クリプトマイナーなど使用による貢献、キックバックによるサポート、追加機能のアンロック、テレメトリデータの収集、ブロックチェーンベースの貢献
- 有償ワーク: 有償サポート、有償バグフィックス、有償の機能開発、クラウドファンディング、コンサルティング、トレーニング、OSSに関心を持つ企業からの雇用
- その他: OSSからスタートアップ/会社を設立、プロジェクトを売り払う
それぞれの方法の詳細は、サイトでご確認ください。
OSS開発で報酬を得たいと思っている方は参考にしてみてはいかがでしょうか。