Microsoftは本日、Windows 11のプレビュービルド「Windows 11 Insider Preview Build 25115」を、Windows Insider ProgramのDevチャンネル向けにリリースしました(Windows Blog)。
最近はDev/Betaチャンネルで同じビルドが公開されていましたが、今回以降は異なるビルドが提供されることになります。このビルドをインストールした後も、10日間または新しいビルドがリリースされるまでに、ロールバックしてBetaチャンネルに切り替えることができます。条件を満たせない場合、Windows 11のリリースバージョンをクリーンインストールし、Betaチャンネルに切り替えるしか方法はありません。
本ビルドの注目点は以下の通りです。
- ARM64 PC向けのビルドは無い。
- 「サジェスト・アクション」という新機能が1つ含まれている。
- 一般的な改善と修正のセットも含まれている。
- 新しいサウンドレコーダーのプレビューの開始。
Devチャンネルで公開されるビルドは、将来の機能アップデートで追加される可能性のある、さまざまな新機能が先行して実装されています。特定のリリースとは直接結びつけられておらず、ビルドに含まれる新機能や改善点は、準備が整い次第、将来のWindowsリリースに反映される可能性があります。
Windows Insider Programの更新オプションでDevチャンネルを選択し、Windows 11のプレビュー版を使用しているユーザーは、Windows Updateを利用して最新版に更新することができます。
Build 25115の新機能
Build 25115の新機能は以下の通りです。
サジェスト・アクション
インラインでサジェストされるアクションを通じて、日々のタスクを素早く実行できる機能。日付、時間、電話番号をコピーした際、カレンダーのイベントを作成したり、お気に入りのアプリで電話をかけたりするなど、関連するアクションが提案される。
電話番号をコピーすると、インラインでポップアップが表示され、Teamsやその他アプリによる電話番号への発信方法が提案される。
日付や時刻をコピーすると、カレンダーアプリを使ったイベントの作成を提案。ユーザーが選択するとそのアプリが起動し、日付や時刻が自動入力されたカレンダーイベント作成ページが表示される。
その他、Windows Recovery Environment(WinRE)のアイコンの刷新、タスクバーがクラッシュする問題の修正、Google Driveからファイルをコピーした際、エラー0x800703E6が発生する不具合の修正なども行われています。
公式ブログには細かな不具合の修正内容や、既知の不具合もリストアップされていますので、インストールする前に確認しておくことをおすすめします。