「ActivateMacOverlay」は、macOSに悪名高い"アクティベーション"を導入するジョークアプリです。通常、Macは購入時点でmacOSがインストールされており、Windowsのようなアクティベーション手続きは不要ありません。このアプリはその常識を逆手に取ったユーモラスなツールとなっています。
ActivateMacOverlayは以下のような機能を搭載しています。
- 画面右下に“macOSを有効にする”というようなポップアップを常時表示
- 表示されるラベルは自由に変更可能(例:「TempleOS」など、好きなOS名に変更可能)
- 実際の機能制限はなく、純粋に視覚的な演出を楽しむためのもの
以下使用方法を説明します。
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少し面倒な実行方法
ActivateMacOverlayの実行ファイルはGitHubからダウンロードできます。zipファイルの中にアプリが含まれていますが、最近のmacOSは署名がないアプリをそのまま実行できないことが多く注意が必要です。Finderで右クリックして「開く」から実行できない場合は、「システム設定 > プライバシーとセキュリティ」で実行許可を与える必要があります。
実行すると画面右下にアクティベーションメッセージが表示されます。Windowsのものと同様メッセージはクリックすることはできません。メニューバーのアイコンを右クリックし「テキストを変更」すると任意のOS名に変更することができます。
プログラムを再起動すると変更が反映されます。再起動や終了、自動起動はメニューバーアイコンのコンテキストメニューから実行可能です。
まとめ
このプロジェクトは、macOSとWindowsの間にある文化的な違いを面白おかしく表現するために作られたものといえそうです。ジョークや風刺としての側面が強く、開発者の遊び心が光る作品となっています。それほど複雑なプログラムではないものの多言語化されており、SwiftUIを使ったmacOSアプリの参考にしたい方にもよさそうです。