2024年現在、macOS用の多機能アプリケーションランチャーは「Alfred」と「Raycast」が人気を二分している状態です。どちらも、文字を入力して、素早くアプリケーションを起動できるほか、ファイル検索やクリップボード履歴など、さまざまな機能を搭載していますが、どちらがより優れているアプリケーションなのでしょうか。
Redditのユーザーidoop9氏は「Why I'm Switching From Alfred to Raycast」と題した投稿を行い、AlfredからRaycastに移行した理由を説明しています。
同氏は、これまでパーソナルアシスタントとしてAlfredを愛用していたものの、Raycastを試したことでAlfredのいくつかの問題が浮き彫りになったと指摘しています。
- 外観: Alfredは多くのテーマを選ぶことができるが、ほとんどが時代遅れに見える。Raycastのデフォルトの外観はより洗練されている。
- ナビゲーション: Raycastの大きなアドバンテージ。Raycastあらゆるものを表示でき、例えばSpotifyの拡張機能では、再生中の曲が大きく表示される。対してAlfredは表示される行が限られている。
- ワークフロー/エクステンションの管理: Alfredのワークフローは少し分かりづらい。Raycastはコマンドラインから拡張機能を簡単にインストールすることができる。
- 新機能: Alfredには存在しない、さまざまな機能が利用できる。My Schedule、Smart Converter / Calculator、AirPods connector、Translate、Floating Notes、AI機能(Proサブスクリプション)など。
これに対し他のRedditユーザーからは、ベンチャーキャピタルからの資金援助に頼っているRaycastを信頼することはできないといったマネタイズ方法に対する疑問や、AI機能をサブスクリプションサービスとして提供することへの批判、あるいはAlfredは単純なことをより素早く実行できるなどの意見が寄せられています。
▲Alfredのメイン画面。
個人的にはAlfredを使っていますが、Raycastの外観は確かに洗練されているように見えます。両方試してみて気に入った方を使ってみるのが良いのかもしれません。