Appleは本日、App Storeの機能を刷新することを発表しました。Appleのワールドワイドマーケティング担当の上級副社長フィル・シラー氏に対し、世界各国で厳選されたジャーナリストが電話で独占インタビューした結果明らかとなったもので、日本ではITmediaに林信行氏の記事が掲載されています(英語だとThe Loop、John Gruberなど…)。
記事によるとApp Storeの改善は「アプリ審査の改善」、「ビジネスモデルの多様化」、「アプリの発見性の向上」という3つの観点に沿って行われるようです。
まず「アプリ審査の改善」では、審査期間を短縮しするために審査のプロセスの見直しや、審査に使用するツールの改善、スタッフの見直しが行われ、アプリの50%が24時間、90%が48時間以内に審査が終了できるまでに改善されたとされています。
次の「ビジネスモデルの多様化」には多くの細かな変更が含まれるそうですが、最大のポイントはサブスクリプションモデルの変更で、アプリのジャンルによる縛りがなくなり、ゲームなどほとんどのカテゴリーで月額課金が可能になるとのこと。また定額課金を行う場合2年目以降、開発者が売上げの70%ではなく85%まで取得できるシステムに変更されるようです。
最後の「アプリの発見性」では検索広告の導入が予定されています。キーワードで検索した場合検索結果の一つ目がアプリ開発者による広告となるよう表示がかわり、広告であるアプリは青い文字で広告であることが明示されます。
今回発表された変更点は、2016年の秋頃から実施される見込みです。