Mac App Store版のGraffitiPotがリジェクトされたことをきっかけに始まった、「Apple Storeにおける2chブラウザ排除問題」に続報がありました。
Niboshi
カテゴリ: エンターテインメント
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iOS用の2chブラウザ「Niboshi」の更新が、Apple からリジェクトされ審査を通らなかったということです。該当する作者のTweetは以下の通り。
Niboshiの審査がはじまりました。さて、どうことが運ぶでしょうか。
— kuromtechさん (@kuromtech) 2013年3月9日
リジェクト来ました。たしかに、2chへのアクセスがガイドラインの18.2に抵触すると判断されたようです。
— kuromtechさん (@kuromtech) 2013年3月10日
@renz0ne23 今回は、Appleさんの出方を見るためにほぼノーガードで申請しています。ただし、ぴんくちゃんねるは外しました。
— kuromtechさん (@kuromtech) 2013年3月10日
Appleさんに質問を投げました。返答に応じて次の出方を考えます。
— kuromtechさん (@kuromtech) 2013年3月10日
問題になっている、ガイドライン18.2は、Engadget日本版の翻訳によると以下の内容です。
18.2 高頻度でポルノグラフィ的なユーザー生成コンテンツを含むアプリは不可 (例:" Chat Roulette " アプリ)。
BBSPINKを外してもだめということは、再審査で受理される可能性がかなり低いような気もしますが、はたしてどうなるでしょうか。
根底にあるのはAppleのアダルトコンテンツに対する厳しい姿勢
最近2chブラウザがリジェクトされ注目を浴びていますが、根底にあるのは、Appleのアダルトコンテンツに対する厳しい姿勢だと思います。
アメリカでも、4chanといわれる画像掲示板用のアプリが全リジェクトされているようですし、雑誌「週刊プレイボーイ」の公式アプリも、リジェクトされてしまっていたようです。上記記事の中にリジェクトされた理由として以下の内容が示されています。
「実は昨年末で日本のアプリの審査担当者が変更になりました。これまでは『性的なコンテンツ』を理由に審査がこじれた場合、日本語が話せる男性社員がサンフランシスコから電話をかけてきて、その場でリジェクト理由を詳しく聞くことができました。しかし、その担当が、日本語が一切話せない米国人女性に変更になったのです。これまでの担当の場合、押し問答になった末、渋々審査を通してくれることもありましたが、新しい担当者は一切交渉に応じず、"ダメなものはダメ"というスタンスで、かなり高圧的との噂です」
この内容が本当だとしても、4chanアプリ全滅の状況からみるに、日本アプリの審査担当になっというこの女性だけが原因とは思えません。
Appleがそう簡単に折れるとは思えませんので、iPhoneで2ch専用ブラウザが生き残る可能性はどんどん少なくなってきているような気がします。引き続き要注目ですね。