MacBookやMacBookProのバッテリーが膨張したという事例は検索すればいろいろ見つかりますが(例えばここ)、Appleの新社内ガイドラインによると、製品保証が切れたApple製品のバッテリー交換は基本的に有償で行うよう変更になったそうです(IT系ライター小寺信良さんがApple Store銀座でマネージャーの浅田さんから聞いた話のツイートまとめ、Macお宝鑑定団Blogによる検証)。
なかなか衝撃的な内容なので気になる点を引用させて頂くと以下のような内容です。
- 浅田:現在Apple製品のほとんどは、リチウムイオン並びにリチウムポリマー充電池を使っているが、そもそもリチウム電池というのは、経年変化で膨張するものである。現在バッテリーの膨張による本体の変形はほとんどのApple製品で起こっており、中には膨張しないものもある、というレベル。
- MacBookのバッテリーに関しては、3倍に膨張したものが持ち込まれたことがある。Appleでは、以前は膨張したバッテリーの無償交換を行っていたのは事実だが、最近バッテリーの膨張に関する新しい社内ガイドラインができて、どんな状態であってもバッテリーの無償交換は行わないという方針。
- 「膨張したバッテリーを使い続けても大丈夫という認識なのか?」浅田:交換はお勧めするが、現状それで怪我をした、死亡したという報告はないので、問題ないと考えている。ただ、そのままでは下からの圧力でクリックボタンが押せなくなる。バッテリーの変形による本体の故障は、無償で修理している。
一応本体が変形してトラックパッドが押せなくなるほど膨張した場合は無償で修理してもらえるみたいですが、それ以外の膨張は有償扱いになった模様。これまでもバッテリーの膨張に関しては「電話サポートだと有償」「Genius Barだと無償」「Genius Barでも人によっては有償」などいろいろ対応に差があったみたいなので、不公平感をなくすように基準を統一したのかもしれません(良いようにとると)。
「そもそもリチウム電池というのは、経年変化で膨張するものである」とはいえ、「バッテリー 妊娠」で検索するとMacBookが圧倒的にひっかかるのはなんでしょうね。これまでに使ったことのあるThinkPad / Let's note / Dellはいずれもリチウム電池でしたが、妊娠したことはありませんでした。バッテリーの構造に差があるのでしょうか…。