Apple、iOS用のPCエミュレーターアプリ「UTM SE」の配信を許可

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Appleが一度はリジェクトした、iOS向けのPCエミュレーターアプリ「UTM SE」を承認したことがわかりました(The Verge)。UTM SEはiOS 14.0、iPadOS 14.0、visionOS 1.0以降に対応した無料アプリで、App Storeからダウンロードすることができます。

UTM SE: Retro PC emulator App Store
カテゴリ: エンターテインメント
価格: 無料
様々なソフトウェアやゲームを実行できるPCエミュレーター。

UTM SEは、WindowsやMac OS 9、Linuxなどで動作するクラシックなソフトウェアやゲームをiPhone上で実行することができるPCエミュレーターアプリです。Appleは今年の6月にUTM SEをリジェクトし、開発者は登録を断念したと説明していましたが、実際は登録のための努力が続けられていた模様。

開発を手助けしてくれたAltStoreチームや、App Storeの条件であるJITレスビルドのために必要だった「QEMU TCTI実装」を行った開発者に感謝の意を示しています。

他のエミュレーターアプリと同様、UTM SEをダウンロードしただけでできることはほとんどなく、OSやアプリの設定は自力で行う必要があります。

UTMの公式サイトには、Windows XPからWindows 11までのエミュレーションガイドが掲載されているほか、ビルド済みの仮想Linuxマシンをダウンロードすることもできます。またMac OS 9.2.1とDOSを実行できることもスクリーンショットからわかります。

以下UTM SEの特徴です。

  • グラフィック用のVGAモードとテキストのみのオペレーティングシステム用のターミナルモードの両方をサポートしている。
  • x86、PPC、RISC-Vアーキテクチャをエミュレート。
  • あらかじめ構築されたマシンの実行、またはスクラッチから独自の設定を作成可能。
  • 強力で広く使用されているエミュレータであるQEMUを使用している。
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