今年発売されるiPhone 8では全面ディスプレイが採用され、これまで重要な役割を担っていたホームボタンが削除されると予想されています。
ホームボタンに埋め込まれていた「Touch ID」による指紋認証機能がどうなるのか世界中の注目が集まるなか、おなじみKGI証券のアナリストMing-Chi Kuo氏が、iPhone 8へのディスプレイ埋め込みTouch IDの採用がキャンセルされたようだ、と主張していることが分かりました(AppleInsider)。
Appleがなぜこの決断を下したのかは明らかにされていません。
ディスプレイ内蔵式のTouch IDは初期の噂情報で有力視されていましたが、Kuo氏自身は7月のレポートで、iPhone 8へのディスプレイ埋め込み式Touch IDの採用に否定的な見方を示し、最近多くの情報が見つかっているHomePodにもディスプレイ内蔵式Touch IDに関連した情報が全く含まれていないことが明らかとなっています。
このため、現在はiPhone 8でディスプレイ内蔵式Touch IDの代わりに顔認証が利用されるのではないかという噂情報が有力です。
一方ライバルのSamsungは来年発売される「Galaxy Note 9」でのディスプレイ内蔵式指紋認証機能の搭載を狙っているともされており、この技術が完全に捨て去られるものではないのかもしれません。