AppleがChromiumをベースとしたSafariを開発中であるという怪しい噂情報が出回っていることがわかりました(9to5Google)。
情報源はロシアのブログで、証拠として、Appleの従業員がChromium Bug Tracker登録したIssueのスクリーンショットが掲載されています。
Issueの内容は、Safari特有の機能である、Intelligent Tracking Prevention(ITP)と呼ばれる機能を、Chromiumで実装したいという内容で、Windows上で動作していると思われる「Safari on Chromium」のアルファ版のスクリーンショットも掲載されています。
ただし、9to5Googleによると、Chromium Gerritに登録したAppleの従業員のメールアドレスが存在するという証拠がなく、またAppleのWebKitチームのMaciej Stachowiak氏も、この情報が完全に嘘だと否定している模様。
This is completely fake. No such plan. The supposed email address isn’t anyone on the Safari/WebKit teams, there is no ITP code in Chromium that could be enabled, and the screenshot is not a real Safari design.
— othermaciej (@othermaciej) December 27, 2019
MicrosoftがEdgeをChromiumベースとして構築しなおしている最中なだけに、いかにもそれらしく思える偽情報だったといえそうです。