元Appleのデザインチーフで、現在もAppleと製品に関するパートナー契約を結んでいるジョナサン・アイブ氏が、製品の製作に愛用している12のデザインツールを公開しました(MacRumors)。
リストはアイブ氏がゲストエディターをつとめるFinancial Timesの「How to Spend It」誌の特集号に掲載されたもので、もの作りに対する同氏のこだわりが感じられるものとなっています。
12のツールは以下の通りです。
- トルクレンチ: スナップオン社製アジャスタブルトルクレンチ、455ポンド。
- トーンアーム: Linnチタン製Ekos SEトーンアーム、5,645ドル、basilaudio.com。
- 六角レンチ: Wiha色分け六角L字キーセット、3.69ドルより。
- ペーパーフォルダー: ペーパーフォルダー、hwebber.co.uk。
- メジャー: エルメスのレザーインザポケットメジャー、530ドル。
- ルーペ: Leitz Wetzlarの真鍮製ヴィンテージ拡大鏡、アイブ氏の個人コレクションより。
- 万年筆: モンテグラッパのヴィンテージペン、アイブ氏の個人的なコレクションより。
- 消しゴム: Graf Von Faber-Castellのプラチナプレート消しゴム、100ポンド、jacksonsart.com。
- ペンケース: Visvimのヴィンテージレザーポーチ、アイブの個人的なコレクションより。
- 分度器: ミツトヨ6インチユニバーサルベベル分度器, 264ポンド。
- デプスゲージ: スターレット440Z-3RLデプスマイクロメーター355ドル。
- ウェザーステーション: Wempe Navigator II船舶用時計とウェザーステーション、1,960ドル。
同氏はこれらの製品がどのように役だったのかは明かしていませんが、「機械や道具には、美しさと喜びがある。機械や道具は、もはや目的達成のための単なる手段ではありません。 効果的なツールには固有のエレガンスがあり、それは通常、不思議な美しさをもたらすと思うのです」と道具へのこだわりを説明しています。
さすがに世界的なデザイナーだけあって、高価なものが多い印象です。