Appleが始めた、音楽の定額聴き放題サービス「Apple Music」。無料試用期間が3ヶ月間設定されているため、実際に試している方も多いかもしれません。
しかし、Apple Musicはまだ開始したばかりのサービスであるため幾分不安定な部分があるようです。特にiTunes Matchと同時に使用している方は気をつけたほうが良いかもしれません。The Loop編集長Jim Dalrymple氏がApple MusicとiTunes Matchの併用の結果、最終的に4,700曲の音楽ファイルを失ったことを「Apple Music is a nightmare and I’m done with it」で明らかにし、話題となっています(ITmedia)。
Apple Musicの怪現象?
Dalrymple氏の悪夢は、iTunesライブラリにアルバムを追加した際、全ての曲が追加されず、一部の曲が欠落していたり、ほとんど全ての曲が認識されていなかったりといった奇妙な現象を発見したところから始まります(記事では画像入りで詳細に解説されています)。
手作業でライブラリを修復しても翌日には元に戻るといったことが何度も発生し、最終的にApple Musicを使うことを諦めたそうですが、Apple Musicの使用を中止した際、今は手元にない、CDからリッピングした4,700曲ほどの音楽ファイルを失ってしまったとのこと(悪夢)
iTunes Matchで保存したDRM-freeの曲がApple MusicのDRMファイルに置き換える不具合は以前から指摘されていましたが、今回の問題はそれよりも深刻度が高そうです。
ミュージックライブラリのバックアップを
Dalrymple氏の悪夢が全てのApple Musicユーザーに発生するかどうかは不明。とはいえ、安全を期すため、Apple Musicの使用を中止する前に、iTunesに保存してある音楽ファイルをバックアップしておいた方が良いでしょう。
ファイルはiTunesの「環境設定 > 詳細」で確認できる、「iTunes Mediaフォルダの場所」に保存されています。このフォルダの内容をApple Music使用中止前に(あるいは定期的に)バックアップしておけば、とりあえず安心かもしれません。