Apple、iOS用のPCエミュレーターアプリを却下

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Appleは最近、App Storeのガイドラインを変更し、iOSでエミュレーターアプリの配信を許可しました。

それにともない、ProvenanceやDelta、RetroArch、PPSSPPなどさまざまなゲーム機のエミュレーターが公開されていますが、PCのエミュレーターを許可する事はないようです。

PCエミュレーターアプリ「UTM」の登録申請が却下されたのに続き、DOSエミュレーター「iDOS 3」の登録も却下されたことが明らかとなっています(The Verge)。

Appleはこれら2つのアプリについて、App Review Guidelinesのガイドライン4.7(レトロゲームのエミュレータを許可するルール)に違反していると説明しています。iDOS 3の開発者であるChaoji Li氏は、Appleから「このアプリはエミュレータ機能を提供しているが、特にレトロゲーム機をエミュレートしているわけではない。レトロゲーム機のエミュレータのみがガイドライン4.7に該当する」とA説明をうけたとのこと。

「準拠するためにどのような変更を加えるべきか」と尋ねても、「レトロゲーム機とは何か」と尋ねても、具体的な回答は得られなかったそうです。

一方UTMの場合は、UTM SEで、レトロなWindows/DOSゲームが実行できるかどうかに関わらず「PCはコンソールではない」という理由で登録が却下されたそうです。

なおUTMの場合は、アプリが自己完結型でなければならず、「他のアプリを含むアプリの特徴や機能を導入または変更する」コードを実行することはできないと定めたガイドライン2.5.2に違反しているとも指摘されています。

iDOS 3やUTMがレトロゲーム機のエミュレーターであると言い張るのには無理がありそうですが、Appleがなぜレトロゲーム機のエミュレーターだけを許可したのかに関する謎はのこされています。

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