Appleが、App Storeで放置されているアプリの削除を行い、現在残っているアプリの数が7年ぶりの低水準となっている事がわかりました(AppleInsider)。
Finboldの最新データによると、App Storeに残っているアプリの数は1,642,759で、2022年の第2四半期から24.79%減少した模様。ここまでアプリの数が減ったのは、2015年の第3四半期以来とされています。
Appleは、2022年の第3四半期に、合計で54万個以上のアプリを削除したものの、ストア内の総アプリ数ランキングでは2位をキープしています。1位はGoogle Playストアの3,553,050個、3位はAmazonの483,328個となっています
アプリ数の削減は、AppleのApp Storeが下火になったことを意味しているわけではなく、計画的に行われ削除作業の結果ととらえられています。2022年4月に、Appleは開発者に対し,
相当期間更新されていないアプリをApp Storeから削除すると事前に通達していました。
App Storeの収益の減少傾向に関し、アナリストは原因をアプリの削除ではなく、ゲームの収益が減ったことが大きいと分析しています。インフレなどの経済的な要因から、顧客がゲームのような不要不急の支出を控えた結果、ゲームの収入は14%、全体で5%の減少率を記録するに至ったと、分析されています。
Appleが更新されていないアプリを削除する方針を打ち出した際は、開発者からの不満の声が多く聞かれましたが、結局は粛々と削除作業が進められた事がわかります。