先日のセキュリティアップデートでも、「OS X Snow Leopard」用のパッチが提供されなかったことから、どうやら、AppleがSnow Leopardのサポートを終了したのではないか、という見方が強まってきています(AppleはOSのサポート期間を明示していないので推測でしかありませんが)。
サポートが終了したOSをそのまま使い続けるのはかなり危険。古いOS Xのまま使いつづけるユーザーはどのように対処すればよいかというこに関してars technicaが「Snow Leopard updates are probably done—here are your OS X upgrade options(Snow Leopardのサポートはたぶん終了。あなたのOS Xアップグレードオプションはこれ)」というヒントを提示しています。
できるかぎりアップグレードする
詳しい情報は元記事を参照していただきたいのですが、基本的な方針はできるだけ最新のOS Xにバージョンアップしたほうが良いという意見のようです。
- 新しいMac: Mavericksにアップグレード。Mavericksが嫌ならMountain Lionでも可。
- 2006〜2008世代のMac: Lionにアップグレード。LionはまだAppleがサポート中なので安全。
- それより古いMac: Snow Leopardにアップグレード。統計情報によるとLeopardユーザーが3.8%ほど存在するとか。Snow Leopardはサポートが切れたとしてもLeopardよりは安全かも。
Apple Storeで古いOS Xを販売しているので、Old Macユーザーは入手できるうちにアップグレード可能な最新OSを入手しておいたほうが良いかもしれません。
アップグレードできない場合
アップグレードできうる最新のOS Xを使用している場合、他に打つ手はあまりありませんが、いちおう以下のような方法が挙げられていました。
- まずMacを買い換えることを考える。
- Apple純正ソフトを使うのをやめて、サードパーティ製の古いOS Xをサポートしているソフトを使う(SafariをやめてChromeやFirefoxが使えるならそちらをつかう)。
- できるだけインターネットに接続しない
Appleは頻繁にOSを更新し(最近は1年に1回新しいOS Xがリリースされています)、そのたびに古いMacがサポート外にされていくので、古いMacをいつまでも安全に使い続けていくのは困難な宿命にあるかもしれません。
古いMacにLinux(Ubuntu等)を入れて使うこともできますが、OS Xと同じ感覚で使えるかどうかと言われるとちょっと厳しいような気がします。私のMacBook Late 2008は現在Mavericksインストール可能な最古の機種としてギリギリいきのこっていますが次回はたぶんだめだろうな…と諦めてます(汗