半導体解析でお馴染みの調査会社Chipworksが、Apple Watchの心臓部であるS1チップを分解し、その驚きの内部構造を明らかにしました(Chipworks、MacRumors、9to5Mac、iDownloadBlog)。
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Samsung製のCPU
S1チップの内部は多数のコンポーネントから成り立つミニマザーボード風の構成となっており、なかでもCPU/GPUの役割を担う、APL0778アプリケーションプロセッサが、サムソン製で、28nmプロセスにより製造されていることが注目されています。
28nmプロセスはiPhone 5s世代のテクノロジで、iPhone 6 / 6 Plusは20nmプロセスで製造されています。サムソンは次世代技術として14nmプロセスに移行中で、今後これら新世代技術が投入されることになれば、Apple Watchの処理能力向上やサイズダウンに大きく貢献することが期待されるからです。
Apple Watchは今年後半に新たな筐体オプションの追加が噂されていますが、次世代モデルは2016年の発売が予想されています。iPadのように、2世代目における機能の飛躍的向上がApple Watchでも起こるのか注目です。