Qualcommは現在、Armベースの新しいプロセッサ「Snapdragon X」シリーズの開発を進めています。今回、Snapdragon Xシリーズには高性能な「Snapdragon X Elite」シリーズのほか、よりコストパフォーマンスを重視した「Snapdragon X Plus」シリーズが存在するとWindows Latestが伝えています。
記事によると、X Plusシリーズはコア数が少なく、クロックも低めになり、より手頃な価格のARM PC向けに設計されている可能性があるとのこと。出荷時期は不明ですが、X Eliteを搭載したPCは、2024年半ばに発売されることがチップメーカーによって確認されています。
Baiduのフォーラムに投稿された情報から、X EliteとX Plusのラインナップでは、複数のSKUが検討されていると予想されています。
Snapdragon X Elite:
- X1E84100
- X1E80100
- X1E78100
- X1E76100
Snapdragon X Plus:
- X1P64100
- X1P62100
- X1P56100
- X1P40100
リークされたスクリーンショットの画像からSnapdragon Xのモデル番号のほかGPUの構成や、DirectX 11とDirectX 12という複数のバージョンのDirectXをサポートすることなど、興味深い事実が確認できます。
なお、Snapdragon X Eliteのものとされるベンチマークスコアがすでに確認されていて、最も良いものはシングルコアスコアが2574、マルチコアスコアが12562を記録し、Apple M3の3181/15620に迫る性能だと期待を集めています。