Appleシリコン搭載デバイスで、Linuxを動かす取り組みを進めている「Asahi Linux」が、最新のM2プロセッサ対応版を間もなくリリースする予定であることがわかりました(Phoronix)。
Asahi LinuxのHector Martin氏は、ハードウェアを入手してから数日のうちにM2等差Mac上でLinuxを起動することに成功します。その後、各種周辺機器をサポートするための取り組みが続けられており、現在は、M2搭載MacBook上でLinuxを起動するための作業が行われています。
直近では、キーボードとタッチパッドをサポートするための新しいLinuxドライバの開発が行われており、ほぼ動作するようになったとのこと。同氏は、M2のサポートがM1と同等になることを目指しているツイートしています。
M2 keyboard works. ~1000 lines of Linux driver code and it's not done yet...
Just need to implement sending commands properly and load the multitouch firmware to get the trackpad to work!
— Hector Martin (@marcan42) July 5, 2022
M2搭載MacBook Air/MacBook Proなど、Asahi LinuxのM2サポートの状況は、Asahi Linux Wikiで追跡可能です。
電源管理、Thunderbolt、GPUアクセラレーションなど、Asahi Linuxプロジェクトの課題は残っていますが、着々と作業が進められていることが確認できます。