マルウェア対策評価企業AV-Comparativesは10月11日(現地時間)、2022年9月に行われたマルウェア保護テストの結果を発表しました(Neowin)。
レポートでは、Microsoftの自社製アンチウルスソフト「Defender」のオフライン検出率がわずか69.8%と最も低いグループに分類されています。これは、Microsoft Defenderが、クラウドベースの保護に大きく依存している事を意味していますが、これでも前回の3月に行われた結果よりは改善されています。
Defenderはオフライン検出率が悪いだけでなく、誤検知によるアラームも多く、Microsoftは改善を目指していると説明していたにもかかわらず、未だこの目標が達成できていないことがわかります。
Microsoftにとっては幸いなことに、Defenderのオンライン検出率や保護率はトップクラスを維持しており、マルウェアのサンプル10,019件のうち実際に感染を許したのは1件だけとなっています。
Microsoft Defenderの最終的な評価結果は「ADVANCED」で前回の「ADVANCED+」より1段階下がっています。これは誤検出の多さが影響したものとのことです。