Bashユーザー待望の新バージョン「Bash 5.3」が、前バージョンの5.2以来、3年ぶりに登場しました。今回のアップデートは単なるバグ修正にとどまらず、開発者・パワーユーザーにとって便利な改善が多数含まれています(Phoronix)。
注目の新機能・変更点は以下の通りです。
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新しいコマンド置換機能
コマンド置換を現在のシェル実行環境内で実行できるようになり、REPLY
変数を使って出力を取得可能に。 -
C23 準拠への対応
最新の C23 標準に準拠。ただし、これにより K&R スタイルの C コンパイラでのビルドは非対応に。 -
Readline の強化
大文字・小文字を区別しない検索オプションが追加され、操作性が向上。 -
GLOBSORT 変数の追加
パス名補完のソート方法を制御できる新変数が導入された。 -
多数のバグ修正
安定性と互換性の向上を目的とした修正が多数含まれている。
Bashの最新版のソースコードは、GNU.orgからダウンロードできます。変更点の詳細は、Bash 5.3 RC2のアナウンスで確認で確認可能です。
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タイトル | GNU bash |
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公式サイト | https://www.gnu.org/software/bash/ | |
ソフトアンテナ | https://softantenna.com/softwares/7685-gnu-bash | |
説明 | GNUプロジェクトが開発するインタラクティブシェル。 |