Solutoの調査で、最もパフォーマンスに優れたWindows用ノートブックとして、「13インチMac Book Pro mid-2012(非Retina)」が選出され話題になっています(Soluto Report、CNET)。
Acer、DELL、LenovoなどのWindows専用のノートPCを押さえて、BootCampで動かしたMacBook Proがベストに選ばれるのはちょっと信じがたい話ですが、2013年1月1日〜2013年4月1日までの間、150,000ものラップトップを対象に調査したということなのでそれなりに信憑性はありそうです。
ではなぜこのような順位になったのでしょうか。
測定条件のせい?
このランキングは以下の測定基準を総合して順位付けしています。
- Crashes/wk(1週間あたりのクラッシュ回数)
- Hangs/Wk(1週間あたりのハング回数)
- BSoDs/wk(1週間あたりのブルースクリーン回数)
- Avg.background processes(バックグラウンドのプロセス数)
- Average boot time(起動時間)
かなり安定性重視の測定基準ですね。上位のノートPC=安定しているノートPCといったランキングなので、その他のスペックは考慮されていないということを押さえておきたいです。
MacBook Proが1位となった理由として、Solutoは、メーカー製ノートPCには、プリインストールソフトが大量にインストールされているのに対して、MacBook ProではWindowsがクリーンインストールされることを上げています。
たしかに、MacBook ProにあえてWindowsをインストールする人は、怪しげなデバイスドライバーをインストールしない意識高い系の人が多そうなので、こういう結果になるのも不思議ではないかもしれませんね。
あまり参考にならないかも…
2位のAcerに比べて、1位のMacBook Proは2倍ぐらい高いので、価格面では比較にならない気がします。Solutoも「インストールに手間がかかり、キーボードがWindowsに最適化されておらず、ドライバーの問題もある」と指摘していますが、BootCampは、最新版Windows OSへの対応も遅れがちなので、本格的にWindowsを使い込みたい場合やはり、Windowsノートを購入したほうが良いのではないでしょうか。
あと、MacでWindowsを使う場合、Parallelsなどの仮想環境を使うことも視野にいれておきたいですね。