P2P技術を用いる分散型のファイル同期ソフト「BitTorrent Sync」の最新版「BitTorrent Sync 2.0」より、有償ユーザー限定で様々な機能が利用可能になるPro版が準備されていることが発表されました(公式サイト、gHacks)。
Pro版だけの新機能
BitTorrent Sync 2.0のPro版は、2015年から導入され、無償版の機能に追加して以下の機能が利用可能となります。
- フォルダのパーミッション/所有権を正しく制御できる機能が利用可能に。
- デバイス主体のビューからユーザー主体のビューに(詳細は不明)。
- 全部同期または選択ファイルだけの同期が可能に。
- プレミアムサポート。
↑「Sync all」機能の画面。
気になる価格は39.99ドル/年ということ。また企業のIT部門で使用することを想定した「File Replication」、モバイルデバイス間でのファイル転送を可能にする「Mobile Large File Send」という新しいソフトウェアも開発中とのこと。
まとめ
Pro版はいいとして、2.0 無償版はどうな新機能が追加されるのか今のところ明らかにされていません。最近BitTorrent Syncのセキュリティに問題があるのではないかという指摘があり(PC World)、BitTorrentがそれを否定したという経緯もあったことから、無償版に関してはオープンソース化すべきという声も高まっています。