BloombergのMark Gurman氏は4月22日、Appleは今年後半に公開されるiOS 15およびiPadOS 15で、iPad用のホーム画面のデザイン変更や、ロック画面の更新、ユーザー向けの新しい通知設定など、いくつかの新機能や機能強化を導入すると伝えています(MacRumors、9to5Mac)。
Apple Inc. is readying a major revamp of its mobile software that will include an upgrade to how users handle notifications, a redesigned iPad Home Screen , an updated Lock Screen, and additional privacy protections for its flagship devices, according to people with knowledge of the matter.
報道によると、AppleはiPadのホーム画面に、iPhoneと同等の機能を実現するために開発作業を進めているとのこと。ウィジェットの配置が左側のToday Viewに限定されるのではなく、画面内の任意の場所に配置できるようになり、またアプリのグリッド全体をウィジェットだけに置き換えて、カスタマイズできるようにすることも計画しているそうです。一方iPhoneではロック画面のUIがアップデートされるそうです。
新しい通知機能では、運転中、仕事中、睡眠中など現在の活動状況に応じてアラートの設定をカスタマイズすることができるようになり、例えば仕事をしていないときにだけ音を鳴らすように設定することが可能となります。また通知に対するスマートな自動返信システムも開発中とされています。
さらにAppleは新しいプライバシーメニューの導入に取り組んでいて、どのアプリケーションがユーザーのデータを収集しているかを確認できるようになる模様です。この機能は、AppleがiOS 14.5で導入する「App Tracking Transparency」などの保護機能を回避しようとするアプリに対する対抗策になると予想されます。
Appleは6月7日から開催される開発者会議「WWDC」でiOS 15/iPadOS 15など各種オペレーティングシステムの新バージョンを発表する見込みです。