先日Mac App Storeで公開されていたアプリ「Calendar 2」に、有料購入オプションの一つとして、ユーザーのMac上で、仮想通貨のマイニング機能を動作させる選択肢が追加されていたことが発見され話題となりました。
その後Mac App Storeからは削除されていたのですが、開発元のQbixのCEOであるGreg Magarshak氏の説明により、アプリがMac App Storeのガイドライン2.4.2に抵触し、Appleによって削除されたことが判明しています(MacRumors)。
2.4.2項はデバイスのリソースの使用に関する規定で以下のようなものとなっています。
Design your app to use power efficiently. Apps should not rapidly drain battery, generate excessive heat, or put unnecessary strain on device resources
効率的に電力を使用するようにアプリを設計します。 アプリケーションは急速にバッテリを消耗させたり、過度の熱を発生させたり、デバイスのリソースに不必要な負担をかけたりしないでください。
Calendar 2の仮想通貨マイニング機能は、オプトアウトした状態でも実行されたり、実行時に想定よりも多くのCPUパワーを使用する不具合が存在し、Appleによって削除される前に開発元は同機能を将来のアップデートで削除する意思を示していました。
Calendar 2は実際その機能を削除し、現在はMac App Storeで再び公開されています。
なおMagarshak氏によるとCalendar 2は、公開されていた3日間で2,000ドル分の仮想通貨を採掘したとのこと。アプリの将来のアップデートに有効活用することを約束しています。