CentOS開発プロジェクトは7月3日、CentOS 6.x系の最新安定版「CentOS 6.10」をリリースしました(Phoronix)。
上流のRHEL 6.10に対応するバージョで、CPUの脆弱性SpectreとMeltdownに対する緩和策「Retpolines」と「KPTI」のサポートが提供されます。そのほか、GCCやシステムパッケージの更新、セキュリティのアップデートなどが行われています。基本的には不具合の修正にフォーカスしたマイナーアップデートとなっています。
現在RHELはRed Hat Enterprise Linux 7がメインストリームで、Red Hat Enterprise Linux 8のリリースの準備が進められている段階です。
なお同じくRHEL派生ディストリビューションであるScientific Linuxは6.10-RC1が7月5日に公開され、重大な不具合がみつからなければ数日内に正式版が公開される予定です。またOracle Linux 6 Update 10は7月2日に公開されています。