CentOSプロジェクトは12月8日(現地時間)、CentOSの現行バージョンである「CetnOS 8」のサポートを2021年末に終了することを発表しました(Phoronix)。
前バージョンのCentOS 7のサポートは計画通り2024年まで継続されるとのことですが、CentOS 8のユーザーに対しては、サポート期間終了までにCentOS Stream 8へ移行することが推奨されています。
ただし、CentOS StreamはRed Hat Enterprise Linuxの上流/開発ブランチという扱いで、これまでのようにRed Hat Enterprise Linuxから再構築されたLinuxディストリビューションというわけではありません。RHEL互換の無料LinuxディストリビューションとしてCentOSを選択していたユーザーにとって、今回の変更は受け入れがたいものになる可能性が高そうです。
RHEL互換のLinuxディストリビューションの1つであるScientific Linuxの開発はすでに終了しており、無料で長期サポートを受けられるUbuntuへの移行を決断するユーザーが増加することになるのでしょうか。