CentOS開発プロジェクトは12月12日(現地時間)、CentOS Linux 7系の最新版「1611」をリリースしました。Red Hat Enterprise Linux 7.3に対応するバージョンで、"1611"はCentOS 7移行に追加された、日付を表すタイムスタンプとなっています(Phoronix)。
CentOSはRed Hat Enterprise Linuxから派生したものなので、変更点もRed Hat Enterprise Linux 7.3と同様になっています。
具体的には、LinuxコンテナやInternet of Thingsに関連した機能の追加や、ネットワークパフォーマンスを改善する軽量トンネルのサポート、不揮発メモリデバイスのサポート、Parallel NFSサポートの改善、SELinuxアップデート 、信頼性の向上などが行われています。
Internet of Things(IoT)関連の改善としては、Bluetooth LE通信のサポートや、工業用コントローラーと通信するためのController Area Network bus (CANbus) プロトコルのカーネルサポートがあげられています。
変更点の詳細はリリースノートで確認することもできます