来年1月にリリースが計画されているデスクトップ版「Chrome 64」で、サウンドを伴うメディアの自動再生機能が無効となることがわかりました(Chronium blog)。
現在多数のWebサイトで、ユーザーに素早くかつ簡単にメディアを視聴させるために、メディアの自動再生機能が利用されていますが、多くのユーザーにとって不意のメディア再生機能はわずらわしいものだと思います。
このためChrome 64では、サウンドを再生しないメディア、あるいは、ユーザーが頻繁に再生するメディアのみ自動再生が許可され、それ以外のメディアは自動再生されなくなるよう変更される模様です。
またこれに選考して公開されるChrome 63では、ユーザーがサイト毎に音楽再生を完全に無効化できる新しいオプションが追加されます。
サイトのミュートオプションはブラウジングセッション間で維持され、いつどこでオーディオを再生するかがカスタマイズ可能となります。
一方macOS High Sierraと共に公開されるSafari 11でも、ユーザーはサイト毎にメディア再生を細かく設定できるようになります。
Webブラウザにメディアの自動再生停止機能が導入されることで、将来的には不意の音楽再生でユーザーが驚かされることは少なくなりそうです。