Debian 12.7がリリース - 多数のセキュリティアップデート

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Debianプロジェクトは8月31日(現地時間)、Debian 12.7とDebian 11.11をリリースしました。

Debian 12.7は、Debianの安定版ディストリビューション「Debian 12(コードネーム bookworm)」の 7回目のアップデートで、主にセキュリティ問題の修正と、深刻な問題に対するいくつかの調整が行われています。

ポイントリリースは含まれるパッケージの一部を更新するだけのもので、古いインストールメディアを捨てる必要はありません。Debian 12を使用している場合、インストール後に最新のDebianミラーサイトを使ってパッケージを最新版にアップグレードするだけで、Debian 12.7にアップデートすることができます。

なおDebian 11.11に関してはセキュアブートに関する変更が行われています。

Users who boot other operating systems on the same hardware, and who have Secure Boot enabled, should be aware that shim 15.8 (included with Debian 11.11) revokes signatures across older versions of shim in the UEFI firmware. This may leave other operating systems using shim before 15.8 unable to boot.

同じハードウェア上で他のオペレーティングシステムを起動し、セキュアブートを有効にしているユーザは、shim 15.8 (Debian 11.11 に含まれています) が UEFI ファームウェアの古いバージョンの shim の署名を無効にしていることに注意する必要があります。これにより、15.8 より前の shim を使っている他のオペレーティングシステムが起動できなくなる可能性があります。

デュアルブートシステムを利用している場合、他のオペレーティングシステムをアップデートするまえに一時的にセキュアブートを無効にして対処できます(詳細はこちら)。

Debian 11は2026年8月31日までアップデートが提供されますが、DebianプロジェクトはDebian 12へのアップグレードを推奨しています。

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