とあるメーカーの高卒・大卒新入社員に対して行われたテストで「9―3÷1/3+1=?」という問題が出題され、4割しか正解できなかったことが大きな話題となっています(朝日新聞)。
といって話題の中心は4割しか正解できない事ではなく、この問題の考え方が意味不明で騒がれている様子。同じ計算式の中に除算演算子「÷」と「/」が両方登場するって意味不明ですよね。
実はこの問題の元ネタは「日本のものづくりの競争力再生と産業構造転換の促進」から引用されたもの。ここでは次のように分かりやすく表記されています。
なるほど。これなら混乱なし。「9 - 3 / (1 / 3) + 1 = 9 - 9 + 1 = 1(正解1)」ということで数式をテキストに変換するときは、余計な混乱を生まないように気をつけましょう…。
話は元に戻り、分かりやすい形で出題された問題だったなら、もうちょっと正解しないと寂しいかもですね(1980年代の正答率は9割だったらしいので)。