Django開発チームは12月2日(現地時間)、Python製のWebフレームワーク「Django」の最新版「Django 3.0」をリリースしました。Django 3.0は、Python 3.6、3.7、3.8で動作しますが、それぞれの系列の最新版のみが公式にサポートされています。
Django 3.0の新機能としてはまず、MariaDB 10.1以降の公式サポートがあげられます。MariaDBのサポートに関する詳細はMariaDB notesで確認可能です。
またASGI(Asynchronous Server Gateway Interface)アプリケーションとして実行するためのサポートが追加され、Djangoを完全に非同期対応にするための取り組みが始まっています。これは既存のWSGIサポートに追加されるもので、Djangoは、近い将来両方をサポートする予定とのことです。ただし、非同期機能はASGIで実行されるアプリケーションでのみ使用可能となります。
そのほか、PostgreSQLのExclusion constraints(排他制約)のサポートや、フィルター式の強化、Field.choicesを定義するためのカスタム列挙型の追加などさまざまな変更が行われています。