Dockerは7月28日(現地時間)、Docker for MacおよびDocker for Windowsの正式版をリリースしました。ベータがとれた初のバージョンで製品開発に利用できる安定版と位置づけられています。
Docker for Mac/Windowsのゴールは、開発環境上で容易にDockerを実行可能とすること。正式版の改良点として以下のポイントがリストアップされています。
- 高速かつ高信頼性: ハイパーバイザー上に構築されたネイティブな開発環境(VirtualBox不要)
- Docker tools統合の改善: 開発に必要な全てのDocker toolsがアプリにバンドル
- 開発フローの改善: Volumeマウントや開発中のコンテナに簡単にアクセスできる昨日。サポートされたIDEによるコンテナ内デバッグも可能に
- エンタープライズネットワークサポート: Docker for Mac/WindowsはVPN環境でも容易に動作
- Docker Engine 1.12の全ての新機能
- stable/betaチャンネルによる自動更新
また、今後はStableおよびBetaチャンネルという二つのチャンネルに分かれて製品がリリースされていくことも発表されました。Betaチャンネルでは積極的に新機能が追加されていくのに対し、StableチャンネルはDockerエンジンの更新にあわせて新バージョンがリリースされ、十分にテストされた機能のみが取り入れられる安定版が公開されます。
現在Beta版を使っていて、Stableチャンネルに切り替えたい場合、Stable版のインストーラーをダウンロードしてインストールし直すと良いようです。