現在話題沸騰中のドレスの色問題。人によって、白地に金、あるいは青地に黒と、見え方が異なるため、なぜそうなるのか世界中で原因が追求されています。
日本語で読める情報では、なぜドレスの色の錯覚はおきたか?-色の恒常性-で詳しく解説されていて、人間にそなわっている色知覚の特徴「色の恒常性」が影響していると説明されています。ヒトの知覚は「色の恒常性」により、環境光が変わっても色の見え方がかわらないようになっていて、環境光の捉え方が人によって異なるため、見え方が違ってくるそうなのです。
まあ理屈はともかく、ここで気になってくるのが、今見えている見え方を変更することができるのかということです。捉え方の問題ならば自分の考え方一つで違って見えてくるはず。実際ネットでは見え方が変わったと報告している人も結構いるようですし。
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見え方を変えることはできる!
個人的には、ずっと白金に見えていて、青黒には絶対に見えないと思っていたのですが、WIREDの記事の一番下に貼り付けられているGIFアニメと、中程の画像を交互に見比べていたところ、突然青黒に見える瞬間がやってきました。
GIFアニメは青黒に調整した画像と、オリジナル画像を交互に切り替えて表示するものです。青黒の服の手前から光があたって、オリジナルの画像に変化した、と思えた瞬間に見え方が変化したのです。
すなわち、
- 白金に見える人: 服の向こう側から強い光があたっている逆光状態
- 青黒に見える人: 服の手前側から光があたって色があせている状態
と捉えているのだと理解できました。ステレオグラムの平行法と交差法で、模様の凸凹が逆になる現象を彷彿とさせます。人間の不思議さを体感したい人は、見え方の転換にチャレンジしてみると面白いかも知れまえん。