ファイル同期サービスの定番Dropboxが開発者向けにリリースする新しい同期APIがなかなか良さそうです(TechCrunch、Dropbox: Introducing)。
新しいSync APIを使用すれば、ローカルファイルを読み書きする感覚で、Dropbox上のファイルを読み書きでき、ファイルのダウンロードやアップロード、通信障害などへの対策を、個別に開発者がやらなくてもよくなるとか。
すでにAndroid/iOS開発者向けのチュートリアルまで公開されているので、開発者ならイメージはつかめると思います。例えばフォルダのリストアップは以下の通り。
[objc]
NSArray *contents = [[DBFilesystem sharedFilesystem] listFolder:[DBPath root] error:nil];
for (DBFileInfo *info in contents) {
NSLog(@"%@", info.path);
}
[/objc]
ファイルの書き込みも簡単にできそう。
[objc]
DBPath *newPath = [[DBPath root] childPath:@"hello.txt"];
DBFile *file = [[DBFilesystem sharedFilesystem] createFile:newPath];
[file writeString:@"Hello World!" error:nil];
[/objc]
良さそうですね!!
■Softantenna's Eye
使いやすいAPIを準備することで、Dropboxをサポートするアプリが増える→Dropboxユーザーが増える→容量が不足したユーザーは有料アカウントを購入する→Dropboxウハウハ。という正の連鎖ができあがるのだと思います。単に容量や速度で競争するだけでなく、周辺環境の整備も今後重要になってくると思われます。