elementary OS 8のロードマップが発表。2024年4月以降にリリースで新機能が多数予定

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elementary OSの創設者兼CEO、Danielle Foré氏は11月3日(現地時間)、「Let's Talk OS 8」と題したブログ記事を公開し、次期メジャーバージョンアップ版「elementary OS 8」へのロードマップを発表しました。

記事によると、elementary OS 8のリリース日はまだ決定していないものの、Ubuntu 24.04 LTSの公開が予定されている2024年4月以降のリリースが計画されています。

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elementary OS 8では、デフォルトのウィンドウシステムとしてWaylandの採用が計画されており、従来のX11からの大きな転換が行われることになります。この変更によりパフォーマンスの向上、アプリのセキュリティ強化、複雑なディスプレイ構成のサポートなど、さまざまなメリットがあると期待されています。

GTK 4への移行も順調にすすんでいて、すでにいくつかのコンポーネントが移植済みで、さらに多くのコンポーネントで移植作業が進行中です。この移行は、Waylandの取り組みと一致するだけでなく、デスクトップ環境「Pantheon」のコードベースの近代化を可能にします。10年以上前から存在するバグを修正し、レスポンシブデザインパターンとより良いマルチタッチジェスチャサポートによって、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができます。

設定機能に関しても、レスポンシブデザインをサポートするための大規模なオーバーホールが進行中です。システム設定は、スマートフォンを含むさまざまなデバイスで使用できるように進化していいます。インジケータエリアも、OS 8のリリースに向け、現代のOSデザインに沿ったモダンなクイック設定メニューになる予定です。

そのほか、オンスクリーンキーボードの置き換えや、systemd Bootの再評価、Pipewireを同梱する可能性などさまざまな新機能が議論されています。

開発チームは、GitHubのリリース計画プロジェクトを通じて、コミュニティが作成プロセスに参加するよう呼びかけています。ロードマップの詳細はこちらで確認可能です。

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