Microsoftが開発を進めるオープンソースのテキストエディタ「Visual Studio Code」。名前から分かるとおり、プログラミング関連の機能が充実していることが特徴です。
今回このVSCodeを一週間使っただけで、Emacsを10年間使用してもできなかったことができたと主張するブログ記事「After a week I must begrudgingly admit VSCode is a better editor than Emacs」が話題となっています。
ブログの著者Swizec Teller氏は一週間前からVSCodeの評価を始め、その時点では、視覚的に雑然としていることや、個人的に気に入らないプロジェクトエクスプローラーが存在すること、および習慣から、Emacsから乗り換えるにはいたらなかったそうですが、設定に関する助言を受け、その考えをあらためた模様
見た目に関しては、ミニマップやアクティビティバーを非表示にする以下の設定を利用し、
{ "editor.minimap.enabled": false, "workbench.activityBar.visible": false }
自分毎のみのシンプルな外観を実現しています。
またVSCodeの「キラーフィーチャー」として、関数の上にマウスをホバーしCommandキーを押すことで関数の定義へ移動できる「定義へのジャンプ機能」を取り上げています。
これを受けHacker Newsや、Redditでは、Emacsのetags、gtags、ctags、universal-ctags、rtagsやVimのctrl-]で利用できる、いわゆるタグジャンプで同様なことができるとの意見が寄せられています。またVSCodeやAtomといったモダンなエディタで使用されているElectronのメモリ消費量が大きいことも批判されています。
個人的にはターミナルで利用できるEmacsやVimは、GUIエディタで置き換えることができないものだと思いますが、単に開発要エディタとして利用する場合は、機能が分かりやすいモダンなエディタも検討すべきなのかもしれません。