「ExDOS」はコンパクトで軽量なGUI搭載のマルチタスクオペレーティングシステム。アセンブリ言語を用いてスクラッチから作られたx86_64 PC向けのOSで、64bitのIntelおよびAMD CPUを搭載したPCで動作します(名前に"DOS"と入っていますがあのDOSとは関係ない模様)。
アセンブリ言語の成果により、マルチタスク、GUI、EXDFSファイルシステムへのアクセス、カーネルモジュールなど含めカーネルコードが200KB以下の省メモリで動作するところが特徴です。
そしてなんといっても驚きなのはこのOSの作者Omar Mohammad氏がエジプトのカイロ在住の14歳の少年であること。About Meによると、9〜10歳でコンピュータに目覚めてHTMLを習得。コンピューターの動作原理に興味を覚え12歳から既存のOSソースコードを解析。自作のOSの作成にとりかかり現在に至るとあります。
▲公式サイトよりダウンロードできるディスクイメージを使ってVirtualBox内でExDOSを動作させてみました。特にアプリケーションは用意されていないようですが、ウィンドウのタイトルバーに半透明処理がなされていて芸が細かいです。
ExDOSのことはHacker Newsの最近の投稿で知ったのですが、検索してみたところ8ヶ月前にすでにExDOSの存在が大きな話題となっていました。14歳でOSを作る早熟ぶりにさすがのハッカーたちも"impressive"と感想を述べています。
未来のLinus Torvaldsとなるのかどうか注目です。