Googleが開発するWebブラウザ「Chrome」は高速動作が特徴ですが、サーバーのレスポンスが遅い場合はどうしてもWebページを表示するまでに時間が必要となります。
本日紹介する「FasterChrome」はこの問題を解決するため、プリロードと呼ばれる仕組みを利用してブラウジングを高速化するChrome用の拡張機能です。
Chromeの標準機能である「ページをプリロードして、閲覧と検索をすばやく行えるようにします」とは異なり、リンク上にマウスカーソルが一定時間ホバーした場合にだけプリロードすることで、無駄をなくしているのが特徴です。
プリロードライブラリinstant.pageを元にした拡張機能とのことです。
目次
FasterChrome
FasterChromeは、Chromeでウェブストアにアクセスしてインストールすることができます。
インストールするとアイコンが表示され自動的にプリロード機能が有効になります。
FasterChromeの拡張機能の説明によると、マウスカーソルをリンク上に置いて65ミリ秒間経過した時点でプリロードが開始されるとのこと。この時点で2回のうち1回はクリックする可能性があるためで、プリロードによって平均300ミリ秒の時間が短縮できるとされています。
なおアクション(ログアウトや削除など)を引き起こすページは除外され、クエリ文字列を含む場合も対象外になるそうです。
実際によく閲覧するWebサイトで効果を確認すると良いでしょう。
まとめ
プリロード機能が効果的に動作するかどうかは回線速度によっても大幅に異なります。高速回線を使用している場合はそれほど効果が感じられないかもしれませんが、低速な回線を使用している場合大きな効果があるかもしれません。