Fedoraプロジェクトは10月27日(現地時間)、重大なOpenSSLの脆弱性のため「Fedora Linux 37」のリリースを11月中旬まで遅らせる事を発表しました(Phoronix)。
OpenSSLの重要なセキュリティ脆弱性の詳細はまだ公開されていませんが、来週火曜日に予定されているOpenSSLの新バージョンのリリースとともに明らかになるとみこまれています。
問題の影響範囲は不明なものの、OpenSSLがこの脆弱性を最高レベルの深刻度とみなしていることから、Red Hatの製品セキュリティチームが、Fedora Linux 37のリリース前に、修正を待つよう強く推奨したとのことです。
Fedora 37はもともと10月18日のリリースが計画されていましたが、先行版のバグによってリリースが遅れ、今度はOpenSSLの問題によりさらにリリースが送れることになりました。現在は11月15日のリリースを目指してスケジュールが組まれています。
Fedora 37には、GNOME 43デスクトップや、コンパイラチェーンコンポーネントの更新、新しいAnacondaウェブベースインストーラのプレビュー、Raspberry Pi 4の公式サポートなど多数の新機能が含まれています。