Windowsを複数のマシンにインストールしたり、オフラインでインストールしたりする場合、ISOファイルが手元にあれば便利です。
幸い、Windows 10では最新版のISOファイルをメディア作成ツールを利用してダウンロードすることはできますが、過去のバージョンをダウンロードすることはできません。
本日紹介する「Fido」は、そのような標準ツールの制限を突破し、過去のWindows 10のバージョンを含め、細かく条件を指定してISOファイルをダウンロードすることができるオープンソースツールです。
起動可能なUSBドライブを作成することができる「Rufus」から呼び出されるPowerShellスクリプトで、同じ作者によって開発されています。単にISOファイルをダウンロードしたい場合は、Fidoを直接実行したほうが簡単かもしれません。
以下使用方法を説明します。
Fidoの使用方法
GitHubのリリースページから最新の「Fido.ps1.lzma」ダウンロードします。lzma形式で圧縮されていますので、7-Zip等を用いて解凍してください。もしくはソースコードに含まれる「Fido.ps1」を取り出しても同じです。
以下の手順で実行します。
▲ファイルを右クリックし「PowerShellで実行」を選択します。
▲「Version」「Release」「Edition」「Language」「Architecture」を順に選択していくと最後に「Download」ボタンが表示されます。
▲「Download」ボタンをクリックするとブラウザが立ち上がり、ISOファイルをダウンロードすることができます。ISOファイルのダウンロード先はMicrosoftのサーバーで、正確なURLをアドレスバーで確認することも可能です。
まとめ
Fidoを利用すればWindows 8.1/Windows 10のISOファイルを過去のバージョンを含めダウンロードすることが可能です。ソースコードも確認できますのでどのような仕組みになっているのか気になる方にとっても参考となりそうです。