FTPクライアントなど機密情報を保存する必要があるソフトウェアは、データを安全に管理するため「マスターパスワード」と呼ばれるパスワードを使用して、データを暗号化する場合があります。長年マスターパスワード機能を搭載せず、多くの要望や批判が寄せられてきたFTPクライアント「FileZilla」に今回、ついに同機能が搭載されたことが判明しました(slashdot)。
FileZillaのマスターパスワード機能はv3.26.0で公開される予定で、現在3.26.0のリリース候補に実装されているものをダウンロードして試すことができます。
マスターパスワード機能はデフォルトではオンになっておらず、利用するにはEdit > Settings > Interfaceセクションでオンにする必要があります。オンにすると情報が保存されるsitemanager.xml内のFTPパスワードが暗号化された形式で保存されることになります。
マスターパスワード機能は2007年以来多くのユーザーによって多くの要望が寄せられていた機能です。突然の実装にユーザーコミュニティは驚きをもって迎えているようです。
タイトル | FileZilla Client | |
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公式サイト | https://filezilla-project.org/ | |
ソフトアンテナ | https://softantenna.com/softwares/652-filezilla-client | |
説明 | SFTPを用いて安全にファイル転送を行うことができるソフト。 |