FirefoxのLinux版が.tar.xz形式に移行。ダウンロードサイズが小さくなりインストールも高速化

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Mozillaは11月28日(現地時間)、FirefoxのLinux版のパッケージング形式を.tar.bz2から.tar.xz(LZMA圧縮アルゴリズムを利用)に変更することを発表しました。この変更によりダウンロードサイズが小さくなるとともに、解凍時間が短縮され、よりスムーズなインストールが可能となります。

変更によるメリットは次の通りです。

  • ダウンロードサイズの縮小: .tar.xzパッケージは.tar.bz2パッケージよりも平均25%小さくなる。迅速なダウンロードが可能となる。
  • より高速なインストール: 解凍速度の向上によりLinuxへのFirefoxのインストールがこれまで以上に高速となる。.tar.xz形式は.tar.bz2形式の2倍以上の速さで解凍される。
  • 強化された互換性: 最新のLinuxディストリビューションは.tar.xzフォーマットをすでにサポートしている。
  • 現行ユーザーは何もする必要がない: すでにFirefoxを使用している場合何もする必要はない。

Firefox Nightly for Linuxでは2024年11月27日から新しい.tar.xzアーカイブを提供します。変更は現在Firefox Nightlyに適用されている段階ですが、今後数週間のうちにBetaやReleaseチャンネルにも展開される予定です。

なお、Zstandard(.zst)との比較では、解凍速度は.zstの方が若干速いものの、.tar.xzの方が圧縮率が高く、ダウンロードサイズを小さくして帯域幅を節約できるため、.tar.xzを選択したとのこと。

Linux/UNIX系のオペレーティングシステムでは従来、圧縮率の高い.tar.bz2形式が採用されることが多かったのですが、.tar.xz形式は圧縮率や解凍速度で優れており、今後Firefox以外のソフトウェアも追随することになるかもしれません。

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