MozillaがWindows 10版のFirefox Nightlyに「skeleton UI」と呼ばれる新たな機能を導入したことがわかりました(Neowin)。FirefoxのエンジニアDoug Thayer氏によると、この変更によりユーザーは通常より15秒も早く、ブラウザが起動中であることを知ることができるようになるとのことです。
通常Firefoxは2回目以降はかなり高速に起動しますが、システム起動後の初回起動時は、ハードディスク上のデータにアクセスする必要があるため、読み込みに時間がかかり起動しきるまで長い時間がかかることがあります。skeleton UIでは、ユーザーはFirefoxがロード中であることを速い段階から知ることができるようになるため、ウィンドウが表示されるまでの間に、Firefoxアイコンを何度もクリックするような事態を防ぐことができるようになるのです。
skeleton UIでは、URLバーとタブのアウトラインが表示され、タブの名前やURLバーの文字列は情報がまだ読み込まれていないことを示す太い灰色の船で表示されます。
現在この機能はWindows 10版でのみ利用可能ですが、安定版ブランチでskeleton UIが展開されれば、macOSやLinuxなど他のプラットフォームでも利用できるようになることが期待されます。