Mozillaプロジェクトは8月11日(現地時間)、Firefoxブラウザの最新版「Firefox 40」をリリースしました(英語版リリースノート、日本語ベータ版リリースノート、BetaNews、GIGAZINE)。現在公式サイトのダウンロードリンクより最新のFirefox 40.0をダウンロードすることができます。またはソフトウェアアップデート機能を使って自動更新することもできます。
リリースノートによると、Firefox 40の新機能として取り上げられている機能は以下の通りです。
- タブレットモードを含む、Windows 10 へのサポートを行いました
- 望ましくない可能性のあるソフトウェアに対するダウンロードの保護を行うようになりました
- タイルのサジェスト機能が実装されました。最近の閲覧履歴をもとに興味のあると思われるカテゴリから、タイルの提案を行いま
- Hello の通話を始める際にサイトの URL を追加して、参加者へ話題や文脈を提供できるようになりました
- アドオンマネージャのデザインが変更され、設定画面を同じウィンドウ内で表示するようになりました
- 非同期アニメーションにより、CSS アニメーションがよりスムーズかつ信頼性の高いものとなりました
- GNU/Linux:OMTC (off main thread compositing) によりスクロール、グラフィックス、ビデオ再生の性能が向上しました
その他、Mozillaによって署名されていないアドオンに警告が表示されるようになる改良や、Unicode 8.0 の肌色絵文字のサポート、開発ツールの改良なども行われています。
Windows 10用のテーマが改善
Mozilla開発者のブログによると、Firefox 40のWindows 10サポートとは、Windows 10用に行われたUIの改良を指しているようです。
we’ve matched the tabstrip and toolbar to the native Windows 10 theme. This includes refinements to our standard icon set, as well as much improved HiDPI (>1dppx) support. All of our first-tier icons now have 2× variants that are shipped with the browser, and the remaining icons buried in the depths of the browser should be fixed soon as well.
Windows 10テーマと合致するように、タブストリップやツールバーの見た目が改良されたほか、HiDPI対応や、アイコンの改良が行われている様子。また細かな点としてアドレスバーのフォントが少し大きめになるよう修正されています。
現在、Windows 10用のユニバーサルアプリ版Firefoxが開発されているニュースは流れていませんが、とりあえず、デスクトップ版FirefoxがWindows 10対応を果たしたことは、Windows 10ユーザーにとって朗報といえそうです。