パケットキャプチャツールといえばWiresharkが有名ですが、機能が膨大な分、使い方が複雑で尻込みしてしまう部分があります。ただ単にHTTPでリクエストを送っているプログラムの接続先URLを知りたい場合、HTTPプロトコルに特化した「Free HTTP Sniffer」が便利に使えるかもしれません。
■インストール
インストーラーの指示に従ってインストールすれば特に迷う部分はありません。WinPcapのインストールが始まった場合は同じくインストールしてください。WinPCapはWiresharkなどでも利用されているキャプチャライブラリです。
■使用方法
最初に寄付(?)を求めるダイアログが表示されますが、とりあえずSKIPしておけば使えます。
起動と同時に自動的にHTTPプロトコルのキャプチャが始まります。Webブラウザで適当なサイトをブラウズしてみるとどんどんURLが追加されていくのがわかると思います。
■まとめ
リクエスト・レスポンスごとの詳しい内容は見えないようですが、手軽に接続先URLを記録することができます。URL一覧はテキストファイルに保存できるのであとからエディタを使って検索することもできます。あやしいURLに接続してないか確認するときに便利なのではないでしょうか。
なおWindows XPでは問題なく動きましたがWindows Vista/Windows 7で使うと終了時にエラーが表示されることがありました。
■Free HTTP Sniffer: a free HTTP packet sniffer to find the URLs.
http://www.cleanersoft.com/sniffer/free_http_sniffer.htm