現状、iOS用のゲーム機のエミュレーターを公式App Storeで配布することは、規約上許されていません。たまに裏ワザを使って隠しエミュレーターを起動できるアプリが現れるものの、見つかりしだいAppleから削除される状況。
そんな中、脱獄不要でインストールできるとして話題になった、iOS用のゲームボーイアドバンスエミュレーター「GBA4iOS 2.0」が公開され話題を呼んでいます(MacRumors、iDownloadBlog、RedmondPie、Hacker News)。
バージョン2.0ではUIが刷新されiOS 7風になった他、iPadサポート、チートコードサポート、コントローラーサポート、Dropboxによる同期機能サポート、ゲームボーイカラーのサポートなど、大幅な機能の向上が行われている様子。かなり気合が入っていることが分かります。
気になるインストール方法は
通常iOS用アプリは公式App Store以外からインストールすることはできません(脱獄したら別だけど)。では、どうやってGBA4iOSをインストールすればいいのでしょうか?答えは、なんとSafariでダウンロードボタンを押すだけ。
ダウンロード より「Download GBA4iOS 2.0」をiOS上のSafariでタップするだけです。
これってあり?
こんなうまい方法あるわけないと思って検索してみたところ、iOS Developer Enterpriseライセンスを使い、OTA形式でアプリを配布すればダウンロードするだけでアプリをインストールできることが判明しました(iOS Developer Enterpriseで社内向けiPhoneアプリを作る方法)。
しかし、もともと社内で使う業務用アプリを配布するための仕組みであるため、不特定多数に配布すると規約違反になるようです。
ただし、何台でもインストールできる代わりに、アクセス制限などをかけID・PWで制限してください。不特定多数のユーザーからダウンロードされないように準備をしておかないと規約違反になります。
「GBA4iOS」がiOS Developer Enterpriseライセンスを使っているなら、Appleバレした段階でインストールできなくなりそうですがはたして…。
自己責任にて
「GBA4iOS 2.0」は公開されたばかりのアプリであり、どのような危険な機能が仕組まれていても不思議はありません。Appleの審査を経ていないことからノーチェック状態であるとも言えます。インストールする場合事前に情報を十分に集め自己責任にて行ってください。