
Git開発チームの濱野純氏は3月13日(現地時間)、分散型バージョン管理ツール「Git」の最新版「Git v2.40.0」をリリースしました(LWN.net、The GitHub Blog)。
Git 2.40ではgit jumpの改良が行われています。Vimに加えてEmacsをサポートするようになり、diffと連動することも可能になっています。これにより変更された箇所をエディタで素早くチェックすることが可能となります。
git cat-file -sと--batch-checkはメールマップをサポートするようになり、git check-attrには、.gitattributesをスキャンする--source=オプションのサポートが行われています。
GitのPerlやシェルで書かれた部分をC言語で書き換える試みも続けられており、git bisectがネイティブのビルトインとして完全に実装されました。git add-interactiveのレガシー実装は廃止されています。元々シェルスクリプトとして実装されていましたが、v2.26でネイティブな組み込み機能として導入され、実験的なadd.interactive.useBuiltin設定は、新旧両方の実装をサポートしています。
最新版はこちらからダウンロード可能です。
| タイトル | Git | |
|---|---|---|
| 公式サイト | https://git-scm.com/ | |
| ソフトアンテナ | https://softantenna.com/softwares/6977-git | |
| 説明 | Linuxの開発者Linus Torvaldsによって開発された分散型のバージョン管理ツール。 |
